乗馬・馬術の競技にはいくつか種類が存在します。
オリンピックやパラリンピック種目にもなっているメジャー競技から、日本ではあまり有名ではないですが世界的には盛んな専門性のある馬術競技まで詳しい解説のページとあわせてご紹介します。
乗馬・馬術の主な3大競技
障害馬術競技
例えるなら、馬のハードル競争(障害物競争)
いかに早いタイムで、障害物を落とさないように正確に飛び越えるかを競います。
ダイナミックなジャンプをするのが特徴です。
馬場馬術競技
例えるなら、馬のフィギュアスケート
いかに正確に既定の技(演技)を披露することができるかを競います。
シルクハットや、燕尾服などが服装の特徴です
総合馬術競技
例えるなら、馬のトライアスロン
障害物を飛び越えタイムを競う「障害飛越競技」、演技の正確さを競う「馬場馬術競技」と
馬の能力を最大限に引き出す「クロスカントリー種目」を3日間にわけて行い得点を競う総合競技です。
アリーナ会場とは別に、広い屋外フィールド会場で最大時速30kmで馬が全力疾走するクロスカントリー種目が特徴です。
オリンピック・パラリンピック競技
オリンピックで実施される馬術競技は
障害馬術、馬場馬術、総合馬術と近代五種競技(障害飛越)の4つです。
パラリンピックではパラ馬術(馬場馬術)のみです。
近代五種競技
近代五種競技とは、1人の選手が1日の間に、フェンシング(エペ)、水泳(200m自由形)、馬術(障害飛越)、そして射撃とランニングを組み合わせたレーザーラン(射撃5的+800m走を4回)というそれぞれに全く異質な五種競技に挑戦する、万能性を競う複合競技が近代五種です。
パラ馬術(パラリンピック 馬術競技)
パラ馬術競技(Para-equestrian)は、
国際馬術連盟(FEI)がルールを国際管轄する、肢体不自由または視覚障碍のある選手向けの乗馬スポーツの総称である。馬場馬術競技(ドレサージュ)と馬車競技(コンバインド・ドライビング)の2つがある。ルールは通常のドレサージュ/ドライビングのルールを一部改変し、選手の障碍の軽重に応じて複数のグレードのいずれかに振り分ける点に特徴がある[1][2]。パラ馬場馬術競技は、1996年大会以後、パラリンピックの正式種目である[3]。パラ馬場馬術競技のみを念頭において、これを「パラ馬術」と呼ぶことも多いが[注釈 1]、本項においてはパラ馬術とパラ馬場馬術を使い分ける。なお、パラ馬術に障害飛越はない。
その他の競技
エンデュランス競技、レイニング(ウエスタン)競技、馬車競技、軽乗競技などもあります。
エンデュランス
エンデュランスは「馬の長距離マラソン」とも言われる競技で、トップレベルの競技会では160kmにも及ぶ長距離を走ります。長時間にわたる長距離移動レースなので人馬ともに気力と体力が必要です。
レイニング(ウエスタン)
レイニング競技では、スピン、ロールバック、スライディングストップなど牛を追いかけるカウボーイの動きを基に作られた競技です。ウエスタン乗馬ならではのダイナミックな技が多いです。
馬車
複数の馬匹を指示し馬車で行う馬術競技です。マラソン(クロスカントリーのようなコース)、馬場馬術や障害飛越競技のように設置されたコーン(将棋物)を猛スピードで走り抜ける種目など複数存在します。
軽乗
調馬索運動で直径13メートル以上の円状をノンストップで動き続ける馬に、人が飛び乗ったり飛び降りたりしながら馬上で体操する競技です。簡単に言うと馬の上で行う体操競技です。
馬術競技をはじめるには?
誰でも馬術競技を始めることができますが、技術面で様々な高いスキルや熟練度が必要になります。競技を始めるためのステップアップの順番として分かり易い技術の指標として乗馬ライセンスや資格の取得を目指すことから始めることをおすすめします。スキルアップしていき上級のB級資格を取得すると公式の大きな大会に出場することができます。
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