乗馬にはスポーツとしての競技種目がいくつかあります。
オリンピックで実施される馬術競技は障害馬術、馬場馬術、総合馬術のと近代五種競技(障害飛越)の4つです。パラリンピックではパラ馬術(馬場馬術)のみです。
そのほかにもエンデュランス、レイニング(ウエスタン)、馬車、軽乗などもあります。
パラ馬術・パラドレッサージュとは?競技ルールや技・見どころを徹底解説
エンデュランス・馬車・軽乗・レイニングとは?競技ルールや技・見どころを徹底解説
近代五種競技とは?
近代五種競技とは、1人の選手が1日の間に、フェンシング(エペ)、水泳(200m自由形)、馬術(障害飛越)、そして射撃とランニングを組み合わせたレーザーラン(射撃5的+800m走を4回)というそれぞれに全く異質な五種競技に挑戦する、万能性を競う複合競技が近代五種です。
ポイント上位者から時間差を設けてレーザーランをスタートする
5種目のうちの1つの馬術では「障害飛越」を行う
近代五種の馬術(障害飛越)ルール
通常の障害飛越競技では障害物の大きさは、最大で高さ160センチメートル、奥行き200センチメートルのものもあり、参加する試合も6つのグレードに別れていますが、近代五種ではグレードはなく全員が同じレベルの障害物に挑戦します。
◆馬術
・貸与馬競技であり、選手が抽選で引き当てた馬に、競技20分前から試乗して準備をする。
・全長350m〜450mに配置された12個障害(ダブル障害・トリプル障害×各1を含むので、実質15個)を所定時間内に飛越する。
近代五種(障害馬術)の審査ポイント
通常の障害飛越競技では、落馬は1回でも失権(試合中止)になりますが、近代五種では2回で失権になります。
減点ルールも通常の障害飛越競技より簡素化したもになっており、シンプルになっています。
・2回の落馬またはタイムオーバーの場合その時点で競技中止となり、
残った障害の減点等をして、採点がなされる。・主な減点
所定時間オーバー1秒毎:- 4点
障害落下:- 20点
不従順:- 40点
拒止・逃避で障害落下:- 60点
1回目の落馬 :- 40点
2回目の落馬:失権
障害馬術競技の馬ポイント!
初対面の人と一緒にジャンプできるかな・・・ちょっと不安かも・・・
試合の20分間から試乗時間があるからその間に練習して感覚を掴もう!
指示が分からなくて跳べなかったり、落馬させちゃったらどうしよう💦
近代五種では1回までなら落馬しても減点で済むよ!
ウマちゃん達(貸与馬)は選ばれたエリートだから飛べるよ!ファイト!
なんだかできる気がしてきた!!!ドキドキだけど頑張るよ!!
近代五種(障害馬術)の見どころ
ぶっつけ本番で自分の馬ではなく貸与馬(たいよば)でジャンプするところ!!
馬術の後にはレーザーラン(陸上&射撃)も
近代五種の馬術(障害飛越競技)をはじめるには?
誰でも障害馬術競技を始めることができますが、技術面で様々な高いスキルや熟練度が必要になります。競技を始めるためのステップアップの順番として分かり易い技術の指標として乗馬ライセンスや資格の取得を目指すことから始めることをおすすめします。スキルアップしていき上級のB級資格を取得すると公式の大きな大会に出場することができます。
まとめ
- 近代五種には馬術競技(障害飛越)がある
- 近代五種(障害飛越)では、馬はレンタル馬(貸与馬)なので当日ぶっつけ本番!
- 通常の障害飛越競技とは少しルールや条件が異なる
- 馬がジャンプする姿、選手ごとに違うジャンプのタイミングや角度にも注目
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