馬の手入れ・馬装が怖い時の対処法

馬の手入れ・馬装が怖い時の対処法

馬の手入れ・馬装が怖い時の対処法

馬に乗るためには、馬房から馬を出して手入れをして馬装しなければなりません。手入れや馬装のときは、馬を待たせずにササッとこなしましょう!馬が怖いという人も、無理をせずに少しずつ挑戦してみましょう。

ご紹介する、馬装・手入れ方法はあくまでも参考手順です。順序や手法が異なる場合もあります。
実際に行うときには、所属する乗馬クラブや指導員スタッフの指示・確認のもと行ってください。
乗馬クラブや、馬の体調により禁止事項や注意事項がある場合もあります。
事前にしっかりと確認した上で行って下さい。

馬装(ばそう)の仕方

馬装

馬装の方法について説明します。馬装する前に、馬具をそろえておきましょう。
必要な馬具は以下の通りです。

・鞍(くら)
・頭絡(とうらく)
・ゼッケン
・ゲルパッド
・腹帯(はらおび)
・(馬の肢用)プロテクター
鞍(くら)

・頭絡(とうらく)

・ゼッケン

・ゲルパッド

・腹帯(はらおび)

・プロテクター

馬によっては、胸がい(むながい)や尻がい、マルタン、鞍傷ゼッケン、イヤーネット、ボアなど様々な道具を使う場合もあります。また、馬装の順序も乗馬クラブなどによっては前後することもあります。

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馬装の順番

動画を見るとより分かりやすいです。
初心者の方は動画もあわせて見ておき、予習復習しましょう!
Youtube:【解説】馬装するよ! – YouTube

①手入れをしましょう。

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手入れ(汚れ落とし・ブラッシングなど)をしましょう

(次の項目で説明します!)

②ゼッケン→ゲルパッド→(ボア)→鞍の順番で馬に装着

馬装

ゼッケン→ゲルパッド→(ボア)→鞍の順番で馬に装着

馬体の左側から作業しましょう。このとき、馬の背骨の高い部分(き甲)にゼッケンが密着しないようにゼッケンを軽く持ち上げて、き甲とゼッケンの隙間を数センチあけてあげましょう。そうしないと、鞍がき甲をこすり、馬の毛が抜けたり馬が傷ついたりしてしまいます。

③腹帯を締めましょう。

腹帯を締めましょう。

まず馬体の左側から腹帯を鞍につけて、反対側に回り、腹帯をゆっくり鞍につけましょう。いきなりきつく締めると馬がビックリして蹴ってしまうので、両側から少しずつ締めていきましょう。

馬によっては腹帯を締められることが嫌いで怒ったり威嚇する場合もあります。
慣れていない場合は一人では行わず、熟練者やスタッフにお願いしたり、協力を求めましょう。
その馬の個性や特徴・癖を攻略しながら挑戦してみましょう。

④プロテクターを装着します。

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プロテクターを装着します。

左前肢→左後肢→右前肢→右後肢の順序で装着します。馬が邪魔で、動かしたいときは、お腹ではなく肩や腰を押して動かしましょう。

⑤最後に頭絡をつけましょう。

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最後に頭絡をつけましょう。

右手で額革、項革をつかみ、左手の手のひらにハミをのせ、右手で馬の頭が逃げないように押さえながら、左手ではみをくわえさせます。馬の口が開かないときは、口のわきから歯の生えていないところに指を入れると自然に口を開きます。どうしても嫌がるときは、鼻の少し上あたりをつまんで頭を下げさせると効果的です。

⑥(馬に乗った後)①~⑤で装着した馬具を順番に外す

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(馬に乗った後)①~⑤で装着した馬具を順番に外す

再び手入れをして、馬を馬房に戻して終了です!

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馬の手入れの方法とは

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馬に乗る前、乗った後に手入れをしてあげましょう。

手入れに必要な道具は、基本的に乗馬クラブにおいてありますが、自分用に購入することもできます。


主に必要なのはこの2点です。必要であればタオルやバケツなどを用意しましょう。
・テッピ(鉄爪、フーフピック、うらぼり)


・ブラシ(馬体ブラシ、根ブラシ、汚れ落とし、ダンディブラシ)

お手入れの順番

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①ブラッシングしましょう。

ブラシを使って馬の全身の汚れやほこりをはらいます。このとき、たてがみもそろえてあげると良いですね。

②裏堀りをしましょう

馬の足元もさすったり軽くたたいたりして合図すると、馬が脚を上げてくれます。

上げてくれない場合は自力で持ち上げましょう。馬の脚を左手で支え、右手でテッピを持ち、テッピの金属部分で蹄に詰まったボロなどを掘り返してきれいにします。きれいになったら、テッピのブラシ部分で残ったゴミをはらいます。左前肢→左後肢→右前肢→右後肢の順番で、基本的には馬体の左側から行いましょう。やりにくいときは安全を確認して反対側に回りましょう。

③(馬に乗った後のみ)汗をかいている部分は念入りにブラッシング

夏場や暑いときは、濡れタオルなどで拭いてあげると馬もすっきりします。また、乾燥していたら蹄全体に油を塗りましょう。馬によっては、カンメルなどの薬を塗ることもあります。

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馬の機嫌が悪いときの対処法

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馬は耳を後ろに倒して怒りを表します。機嫌の悪い馬に不用意に近づくと危険です!噛みつかれたり、蹴られたりしてしまいます。ですが、機嫌が悪くても手入れや馬装はしなければならないですよね。特に、馬装で腹帯を締めるのを嫌がる馬は多いです。

そんなときは、まず馬に「ホー」と声をかけて落ち着かせてみましょう。

それでもダメなら、ゆっくり近づいてやさしく作業してあげてください。

もしも危険を感じたときは、無理をせず、
インストラクターや馬の扱いに慣れている人に任せるのがいいですね。

手入れや馬装のときは馬の顔をひじでガードするような感じで突き出しておくと噛まれにくいです。
噛まれそうになったら、舌鼓(ゼッコ)で注意してあげましょう。このようにメリハリをつけた、はっきりした態度も、馬と接する上で大切なことです。

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人と馬の信頼関係の作り方

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馬にも人と同じように、個性があります。
例えば、スキンシップが嫌いな子、グイッポや歯ぎしりをよくする子、食いしん坊な子、元気いっぱいな子…

そして、馬は耳で感情を表現します。馬同士も耳で会話します。
私たちができることは、
馬それぞれの個性を把握し、馬の耳の動きを見て感情を理解してあげることです。

まずは私たち人が寄り添ってあげましょう。そうすれば馬たちも自然と私たちを信頼してくれるようになります。
また、私の経験ですが、馬はエサやおやつをくれる人よりも乗馬が上手な人に従います。ですので、乗馬の練習も馬からの信頼を得るには欠かせない必須事項ですね!

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まとめ

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今回は、馬装と手入れ、馬への接し方などについてお話ししました。
馬が怖いという方も、初心者の方も、この記事を参考にして馬たちとふれあってみてください。
まずは色々な牧場や乗馬クラブを見学して、色んな馬とふれあってみるのもいいですね。馬とのコミュニケーションを通じて、色んなことを勉強できると思います。馬関連の書籍を読んでみると、また新しいことを知れるのでおススメです。やっぱり馬から信頼されている人や乗馬が上手な人はすごくかっこいいし、尊敬できますよね。
そんな人になれるように頑張りましょう!

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